ノート間で値を共有する
よりどころにしているレート、価格、数式は、たいてい1か所にまとめておくのがいちばんです。それらを1つのノートに書いておけば、ほかのどのノートからも1行で引き込めるので、元を直せば、使っているすべてのノートに反映されます。
ほかのノートの値を使う
計算ブロックの中で、use とノートへのリンクを1行に書きます。
use [[前提]] 答え 2 values and 1 function from 前提答えには、何が届いたかが表示されます。それ以降は、そのノートが定義しているすべての名前が、ここで自分で入力したかのように使えます。
use [[前提]] 答え 2 values and 1 function from 前提売価(¥8000) 答え ¥10,000¥10,000 * レート 答え ¥10,800このとき、前提 ノートには次のように書かれています。
レート = 1.08 答え 1.08上乗せ = 25% 答え 25%売価(原価) = 原価 + 上乗せ 答え 読み込んだ名前は、use の行より下だけでなく、そのノート全体で使えます。ノート自身が定義している名前は、定義された行から優先されます。
必要な名前だけを使う
from の前に名前を並べると、その名前だけを読み込みます。
use 売価, レート from [[前提]] 答え 売価, レート from 前提, with 上乗せ that it readsこうすると、読み込み元にあるほかの名前、たとえばたまたま定義されている 合計 が、このノート自身の名前の代わりに使われてしまうことはありません。名前はコンマで区切ります。名前にスペースが含まれていてもかまいません(use 月額 家賃, 手数料 from [[予算]])。関数は、自分が読む値も一緒に持ってくるので、元のノートと同じ答えを返します。どの値を持ってきたかは行に表示されます。
読み込み元が定義していない名前は、打ち間違えたときも、読み込み元で名前が変わったあとも、エラーになり、何も読み込まれません。
use 倍加 from [[前提]] 答え Error: No value or function named “倍加” in 前提行の書き方
useは大文字で始めてもかまいません(Use [[レート2026]])。後ろに//や#のコメントを続けることもできます。- ほかのものを同じ行に書くことはできません。
use [[前提]] * 2は読み込みになりません。 - この行は計算ブロックの中になければなりません。本文中ではただのテキストです。
- 読み込み元のノートがさらに別のノートを使うこともでき、8階層までたどれます。
読み込み元が使えないとき
読み込みが古い数値をそのまま残すことはありません。読み込み元を読めない場合は、その行がそう伝え、名前は未定義のままになります。
| 読み込み元の状態 | 行に表示されるもの |
|---|---|
| 見つからない | Error: No note named “前提” |
| パスワードで保護されている | Error: “前提” is protected — unlock it to use its values |
| ゴミ箱の中にある | Error: “前提” is in the Trash — restore it to use its values |
| こちらのノートを使っている | Error: Circular use: A → B → A |
名前の変更と最新の状態
読み込み元のノートの名前を変えると、Varligはそれを指している use の行も書き換えます。開いているノートは、使っているノートが変わると再計算し、どのノートも開いたときに読み込み元を読み直します。
読み込み元はそれぞれ そのノート自身の 設定で評価されます。計算のロケール、答えの表示形式、固定した為替レートもそのノートのものです。ある地域向けに書かれたノートは、別のノートから使われても意味を保ちます。
説明のポップオーバーには、読み込んだ名前がどこから来たのかが レート = 1.08 (from 前提) のように表示されるので、手元の値と共有された値をいつでも見分けられます。
ある値を変える前に、何がそれに頼っているかを確かめるには、読み込み元を見ます。値や関数を定義している行で どう読み取られたか を開くと 2件のノートで使用 があり、請求書 (uses every value) のように、それを使っている各ノートが挙げられます。読み込み元のノートの バックリンク は 2件のノートの計算で使用 から始まり、それぞれが何を使っているかが示されます。use の行は、通常のバックリンクには数えられません。