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ビデオのタイムコードとフレーム

このページでは、編集ソフトウェアで使われる HH:MM:SS:FF 形式のビデオタイムコードを扱います。クリップの長さを求める、フレームを足す、タイムコード・フレーム数・秒の間で変換する、といった操作です。ショットを記録するとき、決まった尺に合わせて編集を計画するとき、アニメーションに必要なフレーム数を確かめるときに役立ちます。

通常の時刻と所要時間については、時刻と所要時間を参照してください。

タイムコードとフレームレート

タイムコードには、時、分、秒、フレームの4つのフィールドがあります。フレームレートは @ または at で指定し、in でフレーム数や秒に変換します。

calc
00:12:04:10 @ 25 fps 答え 00:12:04:10
00:12:04:10 at 25 fps in frames 答え 18,110 frames
00:12:04:10 @ 25 fps in seconds 答え 724.4 s
00:00:10:00 in frames 答え 240 frames

フレームレートを指定しないタイムコードは24 fpsとして読まれます。最後の行が240フレームになるのはそのためです。25 fps のスペースは省略できます。

フレームのフィールドがフレームレートの上限を超えると、余ったフレームは秒に繰り上がります。

calc
00:00:10:30 @ 25 fps 答え 00:00:11:05

クリップの長さ

タイムコードから別のタイムコードを引くとクリップの長さが求まり、その間のフレーム数を数えることもできます。

calc
クリップ開始 = 00:12:04:10 @ 25 fps
クリップ終了 = 00:12:31:05 @ 25 fps
クリップ終了 - クリップ開始 答え 00:00:26:20
クリップ終了 - クリップ開始 in seconds 答え 26.8 s
frames between クリップ開始 and クリップ終了 答え 670 frames

英語で名前を付けるときは、in point のように単独の in という単語を含む名前は避けてください。in は変換の始まりを表すので、out point - in point のような行は意図したとおりに読まれません。クリップ開始クリップ終了 のような名前なら、この問題は起きません。

フレームと秒を足す

フレーム、秒、タイムコード全体を足したり引いたりできます。掛け算や割り算で、長さを繰り返したり分割したりできます。

calc
カット = 00:01:14:23 @ 24 fps
カット + 2 frames 答え 00:01:15:01
カット - 1 frame 答え 00:01:14:22
カット + 5 seconds 答え 00:01:19:23
00:00:09:00 @ 25 fps + 00:00:04:12 @ 25 fps 答え 00:00:13:12
00:01:30:00 @ 25 fps * 3 答え 00:04:30:00
00:00:05:00 @ 25 fps / 2 答え 00:00:02:13
  • 答えはフレーム単位の整数です。 25 fpsの5秒を半分にすると62.5フレームになり、63に丸められるので、答えは 00:00:02:13 です。
  • タイムコードはゼロで止まります。 タイムコードの長さより多く引いても、負のタイムコードにはならず 00:00:00:00 になります。
  • フレームレートはそろえます。 足し合わせるのは同じフレームレートのタイムコードだけにしてください。別のフレームレートに移すには、フレームレートの変更を参照してください。

フレーム、秒、タイムコード

フレーム数や通常の所要時間にフレームレートを指定すると、タイムコードになります。所要時間に含まれるフレーム数を数えるには、代わりに in frames を付けます。

calc
750 frames @ 25 fps 答え 00:00:30:00
86 frames at 25 fps 答え 00:00:03:11
2 minutes at 25 fps 答え 00:02:00:00
3 seconds 10 frames @ 25 fps 答え 00:00:03:10
12 frames @ 25 fps in seconds 答え 0.48 s
30 seconds at 25 fps in frames 答え 750 frames
90 minutes @ 25 fps in frames 答え 135k frames

末尾がゼロで終わる大きな数は短縮されるので、135,000フレームは 135k frames と表示されます。

29.97 fpsと23.976 fps

ここでのタイムコードはノンドロップフレームです。29.97 fpsでもフレームのフィールドはタイムコードの1秒あたり30フレームを数え、23.976 fpsでは24フレームを数えます。セミコロンで書くドロップフレームのタイムコードには対応していません。

calc
00:00:10:00 @ 29.97 fps in frames 答え 300 frames
100 frames at 29.97 fps 答え 00:00:03:10
00:00:01:00 @ 29.97 fps in seconds 答え 1.001001001 s
00:00:01:00 @ 23.976 fps in seconds 答え 1.001001001 s

これらのフレームレートは表記よりわずかに遅いため、タイムコードの1秒は実際の1秒より少しだけ長くなります。秒に変換すると実際の尺がわかるので、29.97 fpsで 00:21:30:00 に終わる番組は、実際には1,290秒ではなく約1,291秒になります。

フレームレートの変更

長さをあるフレームレートから別のフレームレートに移すには、まず秒に変換してから新しいフレームレートを指定します。

calc
(00:00:10:00 @ 25 fps in seconds) at 50 fps in frames 答え 500 frames
(00:02:30:00 @ 25 fps in seconds) at 30 fps 答え 00:02:30:00

まとめて使う

25 fpsで編集する30秒のCMのためのノートです。3つのショットを放送枠に収める必要があり、最後の行で残りの余裕がわかります。

calc
イントロ = 00:00:04:12 @ 25 fps
インタビュー = 00:00:18:20 @ 25 fps
エンドカード = 00:00:05:00 @ 25 fps
編集 = イントロ + インタビュー + エンドカード 答え 00:00:28:07
放送枠 = 00:00:30:00 @ 25 fps
放送枠 - 編集 答え 00:00:01:18
放送枠 - 編集 in frames 答え 43 frames

すべてのタイムコードが同じフレームレートを持っているので、合計はフレーム単位で正しく積み上がります。43フレームの余裕があるので、インタビューを延ばしたり、エンドカードを少し長く表示したりできます。ショットの長さを変えると、合計もその都度更新されます。